▸ Q2 屋根の葺き替え工事には立地条件とか、工事内容の違いが工事代金に反映されるのですか?
▸ Q3 葺き替えで使う屋根材によって工事代金は異なるのでしょうか?
▸ Q4 屋根の状態が心配です。誰に相談したらよいのでしょうか?
▸ Q5 事前調査や見積もりなどはお金がかかるのでしょうか?
▸ Q6 ある日突然、リフォーム業者と名乗る男性が「お宅の屋根を調査してあげる」とやってきました。まかせていいのでしょうか?
▸ Q7 葺き替え工事を頼んで、実際に工事が始まるまでにはどんなやりとりがあるのでしょうか?
▸ Q9 周囲の家並みとは違った個性的な色の屋根材に葺き替えたいと考えていますが・・・。
▸ Q10 葺き替え前と葺き替え後の屋根材は同じ材質、形状でなければいけないのでしょうか?
▸ Q12 葺き替えの間、室内の家具はどうすればいいのでしょうか?
▸ Q13 工事中に雨が降ってきたら、家財は濡れてしまうのではと心配です。
▸ Q14 工事中、職人さんたちの昼食やお茶菓子は出すべきでしょうか?
▸ Q15 葺き替えで出た古い瓦や土、資材などは誰が始末するのですか?
A 「葺き替え」はすでに葺かれている屋根材を新しい屋根材に葺き替えることです。
「葺き直し」 はズレたり、浮いたりしている部分を施工し直すことで、新しい屋根材をまったく使わない場合や、一部新しい屋根材を補充する場合があります。補充する場合は同じ屋根材でも寸法互換性に気をつけて施工されます。
A 当然です。材料の搬入・搬出をするとき、狭小地などでは人手がかかります。
そうした立地条件では割高になります。また下葺材のグレードを上げたり、耐震・耐風工法で屋根を強化する場合などは割増料金になるでしよう。
A その通りです。住宅に用いられる屋根材は多種多様です。
従って工事内容の違いに加え屋根材価格の違いも葺き替え工事代金に反映されます。
A 知り合いの建築業者に相談すべきです。いなければ地元に店がある屋根工事店に依頼してください。
A 原則としてかかります。下から見上げただけで適切な見積もりはできません。
屋根に上がってしっかり実地調査する必要があります。しかし最近では見積無料をうたう屋根工事店もあります。
A 地元の建築業者や屋根工事店に相談するのが一番です。
修理とは名ばかりのことを強引にされ、法外な工事代金を請求されるケースが増えています。店名もでたらめ、名刺の住所、電話番号もインチキ──悪質業者に注意しましょう。
A 普通は仕事にかかる前に工事店による下見があります。
屋根に上がって状況をチェックし、ユーザーの要望を聞いてから見積もりが提出されます。新築と違い、古い屋根材の降ろし作業などもありますから、見積もりが細かくなって当然です。
条件が合えば金額、支払方法などが決定し、いつから工事を開始し、いつ終わるかが決まります。
近隣への気遣いをする業者であれば安心でしょう。ちょっとした修理の場合でも書面による契約ということを忘れないで下さい。
A もちろんです。屋根材の種類町は豊冨です。またさまざまな色彩、形状も用意されています。
屋根工事店の中には要望を聞いたり、力タログを提示して具体的な屋根材、色の提案をしてくるかもしれません。
A 屋根は住宅の外観を覆い、結果としてその町の景観を作ります。言うなれば社会的な財産です。
基本的には自由ですが、街並みに配慮して欲しいものです。「街並み協定」が結ばれていたり、自治体で景観条例を定めている地域もあります。
A そんなことはありません。屋根材が葺き替え前と後で異なっても基本的にはかまいません。
ただ新たに葺かれる屋根材が住宅構造・デザインに合ったものかどうか、確認しなければなりません。その判断は屋根工事店や建築業者が行うはずです。
A 天候にも左右されますが、好天が続いて連日行った場合、たとえば粘土瓦の全面葺き替え工事だと100市m²程度の屋根で、おおよそ1週間と言われます。
古い屋根材をめくり、屋根の下地に異常がなければ、古瓦降ろしから実質的な作業がスタートすると考えて下さい。事前に書面などで確認しておいた方がいいでしょう。
A 一般的な葺き替え、修繕工事では家具を移動したり、仮住まいを探す必要はありません。
家具はもとより、これまで通りの生活が送れます。また作業の中心が屋根の上であって室内のリフォームとは違うため、プライバシーも侵害されません。
A 屋根工事店の多くは天気予報を常に頭に入れて仕事に当たりますし、また古い屋根材を降ろした後でも下葺材が施工されているので、雨もりの心配はありません。それでも万が一、工事中に雨もりさせて天井や壁、家具などを汚してしまった場合、全瓦連の第三者賠償共済制度の加入業者であれば、保険会社から屋根工事中の第三者(対物・対人)に対する損害が賠償されます。
A 基本的には気遣い無用です。工事業者は昼食持参で現場に来ます。
ただ休憩時のお茶などは出されているようです。
A 事業者負担が原則です。葺き替え工事の元請けが屋根工事店なら、屋根工事店がすべて持ち帰ります。
見積もりに「廃材処理費」の項目が入っている業者は、信頼のおける屋根工事店と言えましょう。
A 便えます。屋根工事店がクレジット会社と提携して行っている[屋根工事ローン」のほかに、民間金融機関や自治体、また住宅金融公庫でも「リフォームローン」を設けております。
A 素人の方は屋根に上らない方がよろしいでしょう。第一の理由は高所で非常に危険だからです。
また屋根の上の歩き方を知らないがために屋根材を傷つける可能性もあります。
できれば屋根の上には上らずに、信頼できる屋根工事店に相談することをお奨めします。
A 瓦屋根は重いから地震に弱い」という風評は大きな誤解です。
建物は建築基準法に基づいて建てられるため、建物重量によって必要な壁量等が決められ耐震性が確保されます。つまり屋根の重さによって耐震性が左右されることは無いんです。
A 瓦といえば京都の町屋などをイメージされる方が多いのですが、最近では平板瓦など様々なデザインの瓦が揃っています。
洋風や現代和風など今どきのおしゃれな住宅にも瓦ならではの質感が重厚感・高級感を生み出してとても相性がいいんです。
A 屋根や住宅の外観を左右する重要な部材です。屋根がサビたり、色あせすると住宅の見栄えはガタ落ちです。
また板金などの屋根材では屋根を打つ激しい雨音が気になるところですが、瓦屋根なら全く気になりません。
じつは日頃の暮らしにも結構違いが現れているんです。